8月6日 7:30
1200名の人々が原爆ドーム前に集まりました。
下田禮子さん(広島の被爆者 反戦被爆者の会) 犠牲となった被爆者への追悼は、核も戦争もない社会をつくることではないでしょうか。これに敵対しているのが野田首相です。3・11 以降、「全てはウソだった」ことを知った人々は、「再稼働反対!野田首相を倒せ!」と首相官邸、国会、霞ヶ関を数十万の人々で埋めつくし、7 月16 日には「さようなら原発」 集会に17 万人の歴史的結集を行いました。このまま黙っていたら殺されてしまうという、後のないところからの決起です。このうねりの中に、原発も核も戦争もない社会をつくる希望があります。
(7月30日に行なった広島市に対する「野田首相の8・6祈念式典参加に反対する申し入れ」の報告をされました。)
野田首相の8・6祈念式典参加に反対する申し入れ
渡辺 馨さん(福島県伊達市 福島診療所建設委員会) 福島の子どもたちをそのままにして野田は何しに広島に登場できるんでしょうか。私は絶対許しません。
福島の事故が示したことは核と人類、原発と人類は共存できないということ。だからこそ1秒でも早く原発をとめなければならない。
原発の労働者の実態はいまの社会の縮図。非正規労働者としてしか働けないいまの青年労働者の実態の縮図が原発労働の中にあります
野田首相は福島の現実に何一つ責任を取らず棄民にしている。福島は怒ることをやめることはできない。やめることは殺されること
【8月1日に政府が福島で行ったエネルギー政策での意見聴取会で、出席した環境相・細野を取り囲み「いますぐ原発やめろ」とがんがん糾弾したと報告】再稼働のためのヤラセでしかないことが暴かれた。山下俊一らがやっていることは放影研と同じだ。低線量被爆がとことん隠された広島の現実とで福島で行なわれている「安全だ。気にするな」ということは同じ。低線量被曝と真っ向から闘う。
「原発労働者、全国に避難した被ばくした人たちとも手を取り合えるよう診療所をつくりたい」
ドイツ・ゴアレーベン核処分場建設反対同盟 マーティン・ドナートさん 「日本で始まっているアジサイ革命に注目している。ドイツでもただちに原発を停止するべき。原子力時代に終わりを告げるため懸命に闘う。ゲンパツ、ハンタイ!」
富田沙織さん(沖縄県名護市の青年労働者 NAZEN沖縄) 「沖縄の怒りも、広島の怒りも、福島の怒りも本当に一体だということがよく分かりました。」と延べ、オスプレイ配備反対の沖縄県民大会の成功を勝ち取ろうとアピール
広島大学の学生(NO NUKES HIRODAI)と福島大学の学生 広島大学の学生は御用学者神谷研二を大学から追放するたたかいを報告。 福島大学の学生からは「野田は監獄に入れ! われわれの代で原発を廃炉にする」と決意を表明。
城臺美弥子さん(長崎の被爆者) 「子どもたちに被爆体験を語ってきたが、原発は核兵器の製造機だとはっきりした。このことを伝えていく」
一貫田康博さん(広島の被爆二世 全国被爆者青年同盟委員長)
2012年8・6ヒロシマ・アピール
被爆から67年目、3・11から二度目の、そして反原発の巨大なデモのうねりが始まった中で迎える初めての8・6ヒロシマ。ここに、私たちは被爆者と福島の怒りをともにし、全ての核と原発の廃絶へ闘い抜くために集まった。
いま、まったく許し難いことに、福島の命の叫びを真っ向から踏みにじり、原発再稼働を強行した野田首相が、平和祈念式会場に乗り込み、原爆慰霊碑の前に立とうとしている。福島の労働者、農民、市民、子どもたちに日々被曝を強制し、命と生活を脅かし続けている野田首相よ。「過ちは繰り返しませぬから」と刻まれた原爆慰霊碑の前で、いったい何を語るというのか! 「核と人類は相いれない」という、被爆者が自らの命と引き替えに明らかにした真実を一顧だにすることなく、「過ち」を繰り返している張本人こそ、野田首相ではないか! さらに野田首相は「安全保障のための原子力」と公言し、核武装の意思を隠そうともしない。この野田首相の言う「核廃絶の誓い」。これほどの欺瞞、ヒロシマへの冒涜があるだろうか!
私たちは絶対に許さない。アジサイ革命であがった「再稼働反対!」「原発なくせ!」「核をなくせ!」「野田を倒せ!」の怒りの叫びをあげ、平和公園一帯にとどろかせよう。野田首相をヒロシマ・ナガサキと福島の怒りで包囲し、打ち倒そう。
福島で爆発した原発から風に乗って降り注いだ放射能と、ヒロシマ・ナガサキの「黒い雨」。起きたことはまったく同じだ。だが、「黒い雨」の内部被曝の真実は、今日まで隠ぺいされ続けてきた。核兵器と原発を必要とする者たちにとって、内部被曝の真実は、徹底的に隠されなければならなかったのだ。それが明らかにされた瞬間に、核兵器の製造も、原発の稼働もすべて不可能になるからだ。まさに、ヒロシマ・ナガサキ、ビキニの真実を隠ぺいし、葬り去ることで、54基もの原発が地震の巣の上につくられ、膨大な被曝労働が強制され、そしてついにフクシマが引き起こされたのだ。
いま、「黒い雨」の被爆者たちが、福島の怒りとひとつになって、内部被曝の真実を認めさせるために、不退転の闘いに立ちあがっている。ヒロシマ・ナガサキ、ビキニ、そして、フクシマにいたる被爆(曝)の一切の責任を、核と原発を必要としてきた「命よりカネ」の1%の支配者たちに、今こそとらせよう。
「核抑止力で、沖縄米軍基地で、オスプレイで平和を保つ」「原発で生活を守る」――命を脅かすことによってしか成り立たない、このひっくり返った国と社会のあり方を根本からつくりなおそう。福島の根源的な怒りと叫びこそその力である。それは、「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニを繰り返すな」の闘いとともに、もはや何者も押しつぶすことはできない。核と原発をなくし、人間が人間としてともに生きられる社会をとりもどそう。この人類史的な闘いは、今まさに始まったばかりである。私たちは、全世界の労働者民衆の仲間たちと団結し、この闘いに必ず勝利することを宣言する。
2012年8月6日
被爆67周年8・6ヒロシマ大行動
核廃絶・全原発廃炉! ヒロシマ・アピール集会参加者一同
8:15 黙祷(原爆投下の時間)
核によって命を奪われた全ての人々の怒りと無念を胸に黙祷
8:16 野田首相弾劾デモへの出発
織田陽介さん(NAZEN事務局長) 「福島の今の悔しさ、苦しみ、怒り。被爆者たちの怒り。この一切は本当に許しがたい国家をぶち壊すために、本当にこの社会を変えるためにあるんだっていうこと。だから今日僕たちは、10万とも言われる被爆者たちの思いの先頭に立って野田首相に対して怒りの声をたたきつけて行きたいと思います。」
IWJの中継(録画)
その2へ続く
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